(3−1)りんごから学ぶ回転体 (c)Uzuran

一番簡単な3Dと言うのは、やはり回転体かな。
BlenderGuideBookにもはじめに載っていたのが、りんごでしたね。
まずは描く楽しさを覚えてもらいましょう。

まずは起動、はじめに置いてあるカメラや
プレーンオブジェクトは消しておいた方がいいかもしれません。
邪魔な点や線を作らせないためです。

*オブジェクトの消し方*
消したいオブジェクトやポイントを選択し、Xキーを押す。

オブジェクトを選択した場合

ERASE SELECTED(選択したものを消す)

点(Vertice)を選択した場合

Vertices(選択した点を消す)
Edges(選択した点で繋がれた線を消す)
Faces(選択した点で囲まれた面を消す)
All(選択しているオブジェクト全体を消す)
Edges&Faces(選択した点で繋がれた線と選択した点で囲まれた面を消す)
Only Faces(選択した面だけを消す)

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りんごの実を作る

まず、視点を正面に変えます。(テンキーの1キー)
そして、スペースキーを押して、メニューウインドウを出します。
ADD→Surface→Curveを選びます。

すると、4つの点で構成された、カーブが出てきます。

この点を押し出し(Extrude)ながらりんごの断面を作っていきましょう。

*押し出し(Extrude)の仕方*
引き伸ばしたい点(線・面)を選択し、Eキーを押す。

点の場合


線の場合

     *複数の点を選ぶ*
     複数の点を選ぶには、Shift+右クリックで複数えらべます。
      ******

 

面の場合

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こうやって、点を押し出して内側のカーブりんごの半分の断面になるようにします。

そして、上から見た状態にして(テンキーの7キー)全ての点を選び、
ターゲットカーソル回転の中心(この場合、座標軸の交点)に持っていきます。

そして、上記のことを確認した後エディットボタンスピンボタンを押します。

すると、回転して、このようになります。

この時、Zキーを押すと、クイックレンダリングされます。

少々ごつごつしていて、丸みがないので、ボタンウインドウの中の
Resolの数値
を変えていきます。(参照→(2-6))

↓このようになっていたのを、

↓このように変えました。

すると、分割されていた面が細かくなり、滑らかになりました。

クイックレンダリングを見ても、差はお分かりですね?

そして色を付けていきます。(参照→(2-3))

これで、りんごの実の部分は完成です。

りんごの芯を作る、そして完成。

実と同様、芯の部分も回転して製作していきます。

芯の方は、ごつごつしていた方が雰囲気が出るので、ポイントも少なめに描きます。

回転させます。

多少変形させます。

*大量複数の点の選択の仕方*
境界選択(Borderselect)というものを使います。
Bキーを押すと、範囲が選べるようになり、
範囲内のもの全てが選択されます。
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ちょっとひねらせるだけで、芯らしくなりました。

クイックレンダリングすると、よくわかります。

色をつけてみました。

実の部分と組み合わせて、完成です。

カメラランプを配置して、レンダリングをしてみました。
見やすくするために背景も変えています。

どうですか?結構簡単に製作できたことと思います。
はじめの一歩はこのような感じで、いかがでしょうか?


この文を書くに当たって、
エクシードプレス発行の“BlenderGuideBook(斎藤寛・中村達也共著)”
晋遊社発行の“Windows100%”
を参考にしています。あらかじめご了承ください。
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